9/24〜10/2まで、今治市河野美術館にて開催中の今治市展は、市内に住む芸術愛好家による年に一度の発表会です。今年も8部門にそれぞれの想いを表現したたくさんの作品が出品されています。
私達、日本版画会四国支部のメンバーのうち、今治市在住の6名が出品しています。
それでは解説いたしましょう!
薦田登志夫の「Kaiji2」は、今治内港を行き来する渡海船や漁船の賑わいを、青と白のコントラストで、簡略化して表現している。今年は今治港が開港してちょうど100年の節目の年でもある。
菅悦子の「愛でる島」は、うさぎの島を訪れ、うさぎを可愛がるほのぼのとした光景に出会い、愛情や優しさを丁寧に表現している。
尾崎美鈴の「想いを託して」は、いつも見ている風景を、新鮮な視点で捉え、早咲きの桜の紅色の美しさと、澄んだ海の空気が伝わってくるようだ。
岡本孝の「赤灯台」は、小品ながらも、大胆な色調で印象に残る。赤灯台の歌が聴こえてきそうだ。
石川雅子の「ツワブキの咲く頃」は、遠近を感じられるように構成を工夫した。黄色い花と葉の緑の色彩バランスもよい。
久保真里子の「寄り添って」は、彼岸花を2本配置し、人と人が互いを認め合い、助け合って生きて行こうとする世の中を切望する希望が伝わってくるようだ。
以上、いかがでしょうか?みんなで地域も盛り上げ頑張っております!
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