「構図の良し悪しを自分で判断できるように」 石川雅子
今回の作品「山里に咲く」は、高い石垣が気に入って選んだ題材だ。構図に立体感を持たせるため、近景にアジサイを入れた。
石垣・納屋・母屋・アジサイ‥と多くを入れたのでまとまりが悪く感じ、教室の薦田登志夫先生に相談すると「主役は何か?」とのこと。主役をアジサイに決め、アジサイを通して家を見るという視点にしたら、何とか作品になりそうな気がしてきた。
また、落ち着いた感じにするため「メインをしっかり彩色する。メインでない所はセピア色でもいいぐらい色調を落とすとよい。」「アジサイを入れるのなら、時季が限定されるので、空の色等も考慮すること。」等のアドバイスもいただいた。
同じ景色を題材にしても、「主役を決める」
「自分の見ている場所(視点)をはっきりさせる」ことで画面構成が変わることに改めて気付いた。
いつも先生に指導を受けた後、なるほどと思うことの繰り返しである。早く自分で考え判断できるようになりたいと切に思う。
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