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第70回記念秋季県展 推奨受賞 大西 實

私と木版画との出会いは、彫刻家の阿部誠一先生の版画教室に参加したことでした。その教室で紹介された、ゲーテ*コルビッツの版画に感動し、魯迅の中国現代版画を勉強したことが印象に残っています。その後、地域の公民館活動の版画教室に参加し、彫りの集中力と、摺りあがった時の達成感に魅せられて現在まで自己流で取り組んでいます。


今年の愛媛県展のモノクロ版画作品は不動明王を題材にしました。この像はブロンズ像であり、表面の凹凸が荒々しく、光と影が明確に表現できることから、モノクロ版画作品に適していると考えました。


迫力を出すために、像を大きくとらえた構図とし、立体感を出すための彫りや、背景に変化を加えるための模様を工夫しました。そして、題名を(守護神)とし(人々を守護する強い意志)を表現したつもりです。


これからも、白と黒のコントラストやバランスを大切にし、題材の迫力や精神性を伝える作品作りに努めたいと思っています。皆様のご指導よろしくお願いします。



守護神Ⅱ


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